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①夏休みの勉強(受験生・文系編)

 こんにちは、polarisメンバーで 文科三類2年生のみわたまきです。
今回は私が受験生の夏休みにしていた勉強を紹介し、 モチベーションアップのポイントなどを お伝えしようと思います!

 よく、夏休みは受験生の天王山だと言われますよね。
学校の授業などがなく、 自分自身のための勉強を最優先できるチャンスの時期です。
しかし、学校や塾に通う生活リズムが変化し、 自分でメリハリをつけて勉強していくのが難しく、 友達に会えないことでモチベーションを 保てなくなる人も多いかと思います。
そこで、私のやっていた勉強と時間の使い方、 モチベーションの保ち方を紹介します。

 私の場合、夏休みは2週間ちょっとでしたが、 折り返し地点に東大実戦模試があったので、 私は模試を基点に勉強の計画を立てました。
夏休みになったら、二次試験の過去問を積極的に解いて 問題形式に慣れることをおすすめします。
私は特に社会の記述式の問題に慣れるために、 習った範囲で解ける小問を実際のマス目の解答用紙に解き、 間違えた問題をノートに貼って直していました。
模試の後は、貰った模範解答を見ながら丁寧に直しをして、 後日先生に見てもらいました。
また、知識が抜けているなと感じたので、 世界史や地理などの学校のプリントを見直して 知識を入れ直す時間を取れたのも、 夏休みの時間を有効活用できたと思います。

 おそらく皆さんは、
「東大に合格した先輩は一日何時間勉強していたのだろう?」
というのが気になると思いますので、
私のスケジュール帳を少しお見せします!↓
 その日の夜に、勉強した科目と時間を記録していたのですが、 毎日ほぼ11〜12時間勉強していました。
長いと思う方もいるかもしれませんが、 その日にやるべきことを全部こなすと 自然とそのくらいの時間になっていました。
時間は目的ではなく結果です。
まずは、夏休みにやりたいこと・克服したいことを見つけたら、 そのためにやるべき課題(問題集や過去問、授業のプリントなど)を 設定し、それを夏休みの日数で割れば、 その日にやることが明確になると思います。
あとはそれをこなしていくだけです!
もちろんプランはズレるものなので、 修正しながら頑張っていきましょう。

 最後に、モチベーションについてです。
受験生には息抜きが必須です。
特に長期休みは自由時間をすべて 勉強に当てなければいけないという強迫観念があり、 息が詰まってしまいます。
私はウーバーイーツでパンケーキを頼むとか、 夜にちょっとだけ映画を見るとかで適度に休んでいました。
それに、高校生最後の夏休みでもある人が多いと思います。
私は、東大実戦模試のあとに友達とスイーツを食べて、 プリクラを撮って、洋服を買いに行ったのが、 受験生の夏休みの思い出でした!
家で勉強しているときも、友達とLINEをしたり、 親しい友達としか繋がっていないSNSで 愚痴や勉強の成果を書いたりして、 周りとのコミュニケーションは大切にしていました。
勉強ももちろん大切ですが、 友達とのつながりも大切に、 一日一日を楽しんでください。

暑い時期が続きますが、 体調管理に気を付けてお過ごしください!

②夏休みの勉強(受験生・理系編)

 こんにちは!polarisメンバーで理科一類2年のひよりです。
8月に入って一週間が経ちました。
受験生の皆さん、夏休みの勉強はいかがでしょうか。
順調に進んでいるという方も、 これから巻き返す...!という方も、 この記事を読んでいる間がしばしの休憩になったら幸いです。

 今回は受験生の時の夏休みの勉強ということで、 私の経験をお話ししようと思います。

 私が高校三年生の時、8月の頭まで部活があり、 勉強は引退後に本腰を入れるつもりでした。
しかし、部活が終わった次の日からさあ切り替え!
……という訳にも行かず、学校の講座や、 予備校の夏期講習を受講していたので、その予習に追われて なんとなく一週間ほど経ってしまいました。
ほとんど対策もできないまま東大の冠模試を受け、 まだ夏だからできなくても仕方ない、くらいの気持ちで開き直り、 そのまま放置。

 計画を修正しながら このままだとやりたいことが終わらない!と焦り、 詰め込んで勉強しようとしましたが、 これまで一日中勉強することに慣れていなかった私に、 それを継続することができるわけもなく、 焦りは募るばかりでした。
そんな時、ストレスもあったせいか、 勉強をしていると頭痛やめまいが襲ってくるようになり、 ついには、講座を受けるために外出することすら 難しくなってしまいました。
やりたい勉強ができないまま、夏休みは後半へ。
夏休みの後半には、文化祭の準備が待ち受けていました。
体調が良くなってきた私は、 勉強をしなければならない現実から半分逃れるようにして、 人手不足を言い訳に、文化祭準備にほとんどの時間を使いました。
そうして過ごしているうちに、 なんと、高校最後の夏休みが終わってしまいました。

 いつ、「こんなきっかけで本腰入れて頑張りました」
という話になるのかと思ったら、 なんだ、最後までサボりっぱなしで、 こんなオチのない話、と思われたかもしれませんね。
大丈夫です。みなさんのご想像の通り、 こんな夏休みの過ごし方をした私は現役では 東大に「落ち」ました。

 みなさんには同じ経験をしてほしくありません。
似たような状況だ、どうしよう、と考えているあなたに、 最後に真面目なアドバイスを三つだけさせてください。

 一つ目は生活習慣の維持です。
受験直前にも、授業がなくなって 自分のやりたい勉強に時間を使える時期が来ると思いますが、 そういう時には、1日の時間を自分で管理することが重要になります。
詳しくは「1日の勉強スケジュール」をご覧ください。

 二つ目は部活や行事との切り替えをしっかりすることです。
私は切り替えができなかった人間なので、 どうしたらいいとは言えませんが、 切り替えができないとどうなるかは、お伝えした通りです。

 三つ目は各教科(特に理系)とりあえず 基礎問題をたくさん解くことです。
秋以降の実践に向けて、夏休みに各分野の基本的な応用問題は 解けるようになっておくことが望ましいと思います。

 最後に、受験生の本番は夏休みではありません。
夏休みに頑張るのはもちろんですが、秋以降も見据えて 計画的に勉強を進められると良いと思います。
応援しています!