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①受験生の時の1日の勉強の仕方(文系編)

 こんにちは!
polarisメンバーで文科三類2年の明依です。

 夏休みの勉強に精を出す一方、 9月や10月にはどんな勉強をしなければいけないのか 気になり始めている方もいるのではないでしょうか?
今回は夏休みから秋にかけての 勉強スケジュールをテーマにします!

 多くの人が悩みやすいのは計画の立て方。
私が、どのように計画をし、 実行していたのか紹介します。
 まずは、次の模試などを基準に目標を立てて、 目標達成のために足りないところを 書き出していきます。
次に、1週間ごとにやらないといけないことを 割り振っていきます。
最後に毎朝15分くらいかけて、 その日やることと、それぞれに使う時間を メモしていきます。
特にやる順番は決めず、 時間だけ守って、その時の気分で やる教科を決めていました。
この3つの工程を2週間~1か月単位で繰り返して できないことをつぶしていました。

 計画を詰めすぎて、途中で計画倒れするのを防ぐために、 何にどれくらい時間をかけるかを決めておくと、 1日のチェックリストをすべてクリアできます。
思ったよりも時間がかかってしまい、 計画が押されていても、 2週間ぐらいでやりくりできれば良いので、 次の日に持ち越すこともできます。

 「明日やればいい」と過信しすぎるのも良くないですが、
やることが多すぎて焦ることも良くないので、 「成長してできることが増えるにつれ、 勉強のスピードは上がるから大丈夫」と おおらかに考えて、目の前のことに集中できるのが、 この計画の良いところだったと思っています!

 勉強のペースとしては、 10月に国立志望校の過去問に取り掛かれると かなり余裕をもって進んでいるという印象です。
12月は共通テストに意識が集中してしまうことが 想定されるので、その前に記述式の書き方を ある程度マスターしておけると安心ですね。
逆算すると、8・9月は苦手なところを、 じっくり無くしていく期間で、 10月はその続きをしつつ、過去問に入れる準備をして、 11月は添削も受けながら 記述式問題の精度を上げていく感じになります。

 私は、こんな感じで受験生の夏・秋を過ごしてきましたが、 大学生になり、よく「スピード速いね」と指摘されるので、 今追いついていないからといって、心配する必要はありません。
私は受験が近づいてから、後から伸びてきた人に追いつかれ、 ギリギリで合格しています。

 もし、計画で行き詰っている方、追い上げタイプではなく、 逃げ切りタイプの方がいたら、参考にしてみてください!
頑張る皆さんを応援しています!

②受験生の時の1日の勉強の仕方(理系編)

 こんにちは!
polarisメンバーで理科一類2年のりんごです。

 塾の夏期講習などで忙しい人もいるかもしれませんが、 多くの人にとって夏休みはまとまった時間が取れる チャンスなのではないでしょうか。
その分、この貴重な時間を いかに有効活用するかは悩みどころだと思います。

 私は受験生時代、 東進の東大特進コース以外に塾には通っておらず、 家や自習室で一日勉強する日が比較的多かったです。
ここではそんな日にどのようなスケジュールで 勉強していたかを紹介したいと思います。

 まず私が夏休み全体の指針としていたのは、 「時間のかかる、すぐには結果の出ない勉強を 徹底的にやる」ことでした。
苦手の克服とほぼイコールかもしれませんね。
私の場合、現代文が苦手だったのと、 理科の時間配分がうまくいっていなかったので、 その2点に絞って勉強していました。
どちらもとにかく過去問をたくさん解きました。
ただし、最近10年分の過去問は 秋から入試直前までの演習にとっておきたかったので、 せいぜい3年分くらいしか手をつけず、 大方はもっと古い過去問や模試の過去問を使っていました。

 具体的に一日のスケジュールを書いてみると ざっとこんな感じです。

8:00〜8:30 起床、朝食
8:30〜11:00 過去問(理科)を解く
11:00〜13:00 過去問(理科)の直し
13:00〜13:30 昼食
13:30〜15:30 過去問(現代文)を解く
15:30〜17:00 過去問の解説(東進の映像授業)を受ける
17:00〜18:00 過去問(現代文)の直し
18:00〜20:00 休憩(ピアノ弾くか、飼い犬と戯れてました)
20:00〜22:00 夕食、風呂
22:00〜24:00 数学・英語の演習、就寝

 この例では一日に2教科も過去問を解いていますが、 もちろん毎日こうだったわけではありません。
大抵の場合は一日に過去問1教科と、 名問の森や化学の重要問題集の演習をやる、 といった感じだったと思います。
 一日の勉強時間は大体10時間ほどだったと思います。
(上の例は少し多い日を書いています。)
きつい...と思う人もいるかもしれませんが、 案外あっという間です。
特に過去問演習など、 一つあたりにかかる時間の多い勉強をしていると、 そこまで長時間勉強しているという感覚にはなりませんでした。
その日にやるべきことを無心にこなしていると 気づいたら一日が終わっている、という感じでしたね。

 こんな感じで勉強した結果、夏の終わりには 現代文と理科の成績はそれなりに上がっていました。
ただ大失敗だったのは、数学を疎かにしすぎたことです。
元々得意で東大同日模試の成績もそれなりに良かったので、 安心して一週間に一度くらいしか触れていませんでした。
その結果、当然ながら夏の冠模試では 大幅に点数を下げてしまいました。
数学も英語と同じで、たとえ得意でも 定期的に触れなければ力は確実に落ちます。
理想を言えば一日に最低一問は解きたいところです。

 もちろん学校の進度の関係で、夏休みにまだ 過去問を解ける状態ではないという人もいると思います。
過去問を解くというのはあくまで一例で、 とにかく苦手分野の克服など、 成果の出にくいことにじっくり取り組むのに 夏休みはちょうど良い機会なのでは、ということが 私の伝えたかったことです。
そして先述した通り、数学と英語に頻繁に触れることを 忘れないようにしてほしいと思います!

 最後に、夏休みの間一人で閉じこもって頑張るのも 人によってはありかもしれませんが、 私は定期的に友達に会うことを勧めたいです。
遊びに行くのは無理でも、例えば自習室に一緒に行く、 行き帰りの電車で雑談するなどして ストレスを発散させた方が精神的にも良いし、 勉強の効率も上がると思います。
人と話すことの効果は案外大きいですよ...
適度に息を抜きながら頑張ってください。
応援しています!