授業紹介④
こんにちは!polarisメンバーで理科一類2年のるかです。
東大の授業ってどんなことをしてるの?どんな勉強をしてるの?
そんなみなさんの疑問にお答えするために、
実際に受けた授業の紹介をシリーズとして行っていきたいと思います!
「東大のおもしろ授業を覗いてみよう!」シリーズ第四弾は……科学哲学です!
この授業は、総合科目のA系列の分類になっています。
科学哲学とは、「科学的な説明と他の説明の違いは」や、
「人文科学や社会科学は広義の科学に含まれるのか」といった、
科学の根本に関する問いを考察することで、
科学とは何なのかを明らかにしようとする分野で、
文系科目なのですが理系の人も興味を持ちやすい内容になっていました。
講義では科学の枠組みについての考え方が紹介され、
その特徴や欠点を説明された後、
次の週の講義で、その欠点をカバーした新しい考え方を
解説される形式になっており、毎週面白かったです!
今回はその中から一部を紹介しようと思います!
・論理経験主義
この考え方は、「科学は自然から得られるデータ(=経験)をもとに科学理論を導くものである」とする最も素朴な考え方で、
論理学を基盤としてデータと理論との関係を体系的に整理したという特徴があります。
一方で、この考え方によると、有限個のデータから一般的な法則を導く必要があるため、
本質的には帰納法に頼っていますが、
帰納法そのものの正当化をすることができないという欠点があります。
・反証主義
この考え方は、「ある理論の科学的身分は反証可能性によって与えられる」とする考え方で、
「科学理論は本質的には仮説である」としている点で論理経験主義と異なります。
反証可能性が大きい(=より多くの事実を予言している)のに
反証されていないような仮説を
「よりよい仮説」と定めているのが反証主義の特徴で、
反証には帰納法が必要ないため、論理経験主義の欠点を克服しています。
一方で、実際は反証されたからといって
すぐにその理論が棄却されるわけではないので、
反証主義は現実の科学をうまく記述しきれていないという欠点もあります。
文字数の都合で一部しか紹介することができませんでしたが、
他にも色々な考え方が解説されていました。
今回は科学哲学という授業について紹介しました!
科学哲学という分野は科学を勉強していても触れる機会は少ないですが、
大学で授業を自由に選択できる制度のおかげで興味をもって学ぶことができました。
科学哲学の面白さがみなさんにも伝わっていればうれしいです!