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①模試と過去問演習の繋げ方(理系編)

こんにちは、polarisメンバーで理科二類一年生のでんです!
少しずつ寒い冬に近づく中、みなさんいかがお過ごしですか?
受験生のみなさん、秋の模試お疲れ様でした!
そこで、模試と過去問演習のつなげ方について
理系目線からお伝えしたいと思います!
模試の後で疲れていると思うので、
このメルマガを読みながら一息ついていただけると嬉しいです。

私自身、模試の復習があまり得意ではありませんでしたが、
自分が解いている時にどこでつまづいたのかを忘れてしまわないように、
できるだけ早く復習をするようにしていました!
みなさんも、自分が「これはうまくいかなかったな…」と思う教科から、
どこでつまづいたかを認識して、次につなげてほしいと思います!
それでは、各教科について模試の復習と、
過去問演習への繋げ方について話していきたいと思います。

まずは国語です。
国語は安定して得点したい教科ですよね。
かといって、理系教科もあるので時間を多くは割けません。
そのため、「どこを見落としていたのか」と「なぜ見落としたのか」を中心に
復習していました。
その後、同じミスをしないようにルーズリーフに書き留めておいて、
それを過去問演習の時に常に意識していました。
書き留めておいたものをいつも持ち歩いていたので、
自分の強い味方のように感じていました!
「模試のミスを繰り返さない」ことが、国語に限らず重要なことだと思います!

数学は、私にとって最低限の点数は取りたいと思っていた教科でした。
本番で全ての問題を解ける自信はなかったので、
「解ける!」と思った問題を、「丁寧に、確実に」解くことを目指していました。
そのため、「解けた」と思った問題から見直すことで、
実際にはどれくらい解けていたのかを確かめ、
確実に自分のものにするようにしました。
解けたと思っていた問題が間違っていた時は、かなりショックでした…。
しかし、その分そこでのミスはすごく頭に残っていました!
過去問への繋げ方としては、全く手につかなかった問題よりも、
「解けそうだったのに解けなかった問題」と同じ分野の問題を
過去問で探して解いていました。

理科は、理系としては得点源にしたい教科です。
私は、秋の模試の時点で点数が全く伸びず、かなり焦りました。
模試の中で、「見た事はあるのに解き方が思い出せない」、
「計算の工夫ができずタイムロス」といったことが何度も起きました。
これらの原因は明らかな「演習不足」だと実感しました。
その演習不足を解消しようと、12月まで参考書をやり続け、
共通テスト後に本格的に過去問演習を始めました。
そのおかげで基礎問題を定着させることができ、
過去問を解いたときに明らかにスピードがアップしました。
模試を「自分を試す場」として、
私のように自分で「演習不足だな」と思った人は
参考書に戻って基礎の力を固めてみても遅くありません!
反対に、演習は十分だけれども「形式に慣れない」、
「答案をうまく書けない」と感じた人は
過去問の演習量を増やしていくと良いかもしれません。
模試を受けることで、自分の現状を見直して、
自分に合った今後の勉強の仕方を工夫してほしいです!

最後は英語についてです。
東大の英語の問題は、一つ一つの文を完全に理解するよりも
全体として何を伝えたいのかへの理解が鍵になります。
そのため、特に内容が把握できなかった大問を優先して、
「どこでわからなくなったのか」ということを考えながら復習していました。
そして模試で苦手だと思った大問だけ、
多めに過去問演習するようにしていました。
また、英語は解く順番がすごく重要です!
私は、要約問題→英作文→リスニング→最後の長文問題
→文法問題→空所補充の順番で解いていました。
これが正解ではないですし、自分でももっと改善できたなと思っています…。
自分の得意な問題、苦手な問題を考慮しながら、
納得のいくまで自分に合う解き方を探してみて欲しいです!

これまで各教科について話をしてきました。
きっとまだ終わったばかりで、
すぐに復習モードに入るのは難しいかもしれませんが、
このメルマガを読んだ後に
少しでも「やってみようかな」と思っていただけたら嬉しいです!

私自身、秋の冠模試の時点で、
どの教科も「完成していた」なんて到底言えませんでした。
ですが、模試をきっかけに「何をしなければいけないのか」を認識でき、
そこから入試当日にかけて自分でも驚くほど成長することができました。
決して、秋模試の結果が全てではありません!
点数で落ち込むのではなく、
むしろ自分の現状を理解できる良いきっかけだと思って、
前向きに日々の勉強に生かしていってほしいです!

②模試と過去問演習の繋げ方(文系編)

こんにちは!polarisメンバーで文科二類一年生の大福です。
今回の記事では、模試の復習の仕方や、
模試から過去問演習への繋げ方を文系目線で取り上げます。

私は、模試の解答が配られた後の一週間の間に、
細切れの時間を見つけて大問ごとに
少しずつ見直すという方法をとっていました。
以下では各教科の私なりの模試の復習法を紹介します。

まず、国語の復習法です。
一度読んだ問題文は、なんとなく内容を覚えてしまうので、
もう一度解き直すことを想定するよりは、
本文の内容を隅から隅まで理解することに重点を置いていました。
現代文では接続詞の前後の論理関係などを問題冊子に直接書き込み、
古文・漢文では品詞分解や文法構造の把握などを丁寧に行なっていました。

次に数学の復習法です。
数学はできなかった問題のみを復習していました。
できなかった問題は、
①解答までの道筋が全く思いつかなかった問題
②解法が思いついても途中でつまずいた問題
③ケアレスミスをしてしまった問題
の三種類に分類し、特に①を重点的に復習しました。
模試の解答には別解がいくつか示されていることがありますが、
私は自分にとって考えやすい解法を一つ選び、
その解法で解けるようになるまで解き直すようにしていました。
自分に合った解法のパターンをストックするのが近道だと思います!

続いて社会の復習法です。私は日本史と世界史で受験しました。
模試の解答はいつも詳しすぎて、
自分には模範解答に示されるような文章を作ることはできないと考えました。
そこで、教科書に記述されている内容と模範解答とを照らし合わせ、
自分にも作ることのできる解答を自分なりに作り、
その解答を自力で書けるように訓練しました。

最後に英語の復習法です。
まずは長文の精読を行い、内容の誤読を完全に無くした後に
音読をするようにしていました。
東大の英語の入試試験では、本文の概要を掴んで要約する力が求められます。
入試本番で読み進めるのと同時に段落ごとの要旨を掴むことができるように、
音読と同時に英文の意味が入ってくるようになるまで音読を続けました。

過去問はその大学で2度と出題されることはありませんが、
模試の問題は入試の良質な予想問題であるので、
えるまで繰り返す価値があります。
過去問の傾向を把握した後に模試の問題を解きこなす訓練をすれば、
模試と過去問演習をリンクさせた学習ができると思います。

秋になり、受験生の皆さんは模試ラッシュに突入していることと思います。
私は現役時代、秋になると学校で毎週のように模試を受けていたので、
日々の勉強の目的が模試にすり替わってしまうことがありました。
しかし、勉強の目的は志望校合格であるということを念頭において、
模試はあくまでも通過点に過ぎないという意識を持つことも重要だと思います。
皆さんには模試のための短期間の詰め込み学習ではなく、
長期戦に有効な確実性を持った知識の習得をお勧めします。
皆さんの健闘をお祈りしています!