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①夏休みの勉強(高1編・高2編)

 こんにちは!
polarisメンバーで文科一類2年の林です。
皆さんの多くは夏休み期間中だと思います。
いかがお過ごしでしょうか?
せっかくの貴重な夏休み、 有意義に過ごしたいですよね。
そこで今回は、高校1、2年生の方を対象に 夏休みの勉強についてお伝えしたいと思います。

 皆さんはまだ受験生ではありませんし、 部活動や遊びなどに力を入れたいという方も多いと思います。
私も部活の大会が控えていたので、 夏休み中はほぼ毎日部活動がありました。
部活がない日も、近所の体育館に自主的に集まって、 必死に練習したことを覚えています。
高校生の夏休みでしかできないことがたくさんありますので、 ぜひ部活も遊びも全力で楽しんでください!

 ただ、勉強も忘れないでくださいね。
夏休みほどまとまった時間が取れる期間はありません。
宿題を進めつつ、 苦手科目や後回しになってしまっている勉強を進めましょう!

 私の場合、部活の練習が午後からだったので、 午前中は必ず勉強する習慣をつけていました。
高校2年の時は、一日1時間、朝ご飯を食べる前に 英単語帳を進める習慣を作りました。
単語帳のノルマを終えるまで ご飯が食べられないという自分ルールを作って、 強引にやる気を出していた記憶があります(笑)
それまでは学校の小テストに合わせて 英単語を覚えていたのですが、 それでは受験に間に合わないと気づいて、 自分のペースで進めることにしました。
夏休み終了までで、授業の進度に対して 大きくリードを取ることができ、 授業も受験勉強もかなり楽になったと思います!
このように、学校のペースに縛られず 自分のペースに合わせた勉強ができるのが、 夏休みの勉強の良さだと思います。

 一方で後悔しているのは、 苦手科目の数学を放置してしまったことです。
私は数学がずっと苦手で、問題と向き合うことがつらく、 夏休み期間は勉強することを避けてしまっていました。
高3の春になってようやく勉強を始めたのですが、 受験生の1年間は想像以上に時間が取れず、 数学は最後まで大きな弱点のままになってしまいました。
苦手な科目を勉強するのは、 わからないことがどんどん出て来て、 すごく大変なことですよね!
でも、東大のような国公立大学を目指すには、 苦手科目で極端に点を落とさないことが重要です。
受験勉強は基礎の積み重ねですから、 これまで学習したことの復習だけでも十分効果はあります。
難しい問題集に手を出すのも良いですが、 苦手科目はまず復習で足元を固めてみるのがオススメです。
今年の夏休みをうまく使って、苦手を克服しましょう!

 いかがでしたか?
皆さんが夏休みの過ごし方を考える上で、 この記事が参考になったら幸いです。
遊びに部活に勉強に、 夏休み後半戦も思いっきり満喫しましょう!

②受験生の時の1日の勉強の仕方(理系編)

 こんにちは!
polarisメンバーで理科一類2年のりんごです。

 塾の夏期講習などで忙しい人もいるかもしれませんが、 多くの人にとって夏休みはまとまった時間が取れる チャンスなのではないでしょうか。
その分、この貴重な時間を いかに有効活用するかは悩みどころだと思います。

 私は受験生時代、 東進の東大特進コース以外に塾には通っておらず、 家や自習室で一日勉強する日が比較的多かったです。
ここではそんな日にどのようなスケジュールで 勉強していたかを紹介したいと思います。

 まず私が夏休み全体の指針としていたのは、 「時間のかかる、すぐには結果の出ない勉強を 徹底的にやる」ことでした。
苦手の克服とほぼイコールかもしれませんね。
私の場合、現代文が苦手だったのと、 理科の時間配分がうまくいっていなかったので、 その2点に絞って勉強していました。
どちらもとにかく過去問をたくさん解きました。
ただし、最近10年分の過去問は 秋から入試直前までの演習にとっておきたかったので、 せいぜい3年分くらいしか手をつけず、 大方はもっと古い過去問や模試の過去問を使っていました。

 具体的に一日のスケジュールを書いてみると ざっとこんな感じです。

8:00〜8:30 起床、朝食
8:30〜11:00 過去問(理科)を解く
11:00〜13:00 過去問(理科)の直し
13:00〜13:30 昼食
13:30〜15:30 過去問(現代文)を解く
15:30〜17:00 過去問の解説(東進の映像授業)を受ける
17:00〜18:00 過去問(現代文)の直し
18:00〜20:00 休憩(ピアノ弾くか、飼い犬と戯れてました)
20:00〜22:00 夕食、風呂
22:00〜24:00 数学・英語の演習、就寝

 この例では一日に2教科も過去問を解いていますが、 もちろん毎日こうだったわけではありません。
大抵の場合は一日に過去問1教科と、 名問の森や化学の重要問題集の演習をやる、 といった感じだったと思います。
 一日の勉強時間は大体10時間ほどだったと思います。
(上の例は少し多い日を書いています。)
きつい...と思う人もいるかもしれませんが、 案外あっという間です。
特に過去問演習など、 一つあたりにかかる時間の多い勉強をしていると、 そこまで長時間勉強しているという感覚にはなりませんでした。
その日にやるべきことを無心にこなしていると 気づいたら一日が終わっている、という感じでしたね。

 こんな感じで勉強した結果、夏の終わりには 現代文と理科の成績はそれなりに上がっていました。
ただ大失敗だったのは、数学を疎かにしすぎたことです。
元々得意で東大同日模試の成績もそれなりに良かったので、 安心して一週間に一度くらいしか触れていませんでした。
その結果、当然ながら夏の冠模試では 大幅に点数を下げてしまいました。
数学も英語と同じで、たとえ得意でも 定期的に触れなければ力は確実に落ちます。
理想を言えば一日に最低一問は解きたいところです。

 もちろん学校の進度の関係で、夏休みにまだ 過去問を解ける状態ではないという人もいると思います。
過去問を解くというのはあくまで一例で、 とにかく苦手分野の克服など、 成果の出にくいことにじっくり取り組むのに 夏休みはちょうど良い機会なのでは、ということが 私の伝えたかったことです。
そして先述した通り、数学と英語に頻繁に触れることを 忘れないようにしてほしいと思います!

 最後に、夏休みの間一人で閉じこもって頑張るのも 人によってはありかもしれませんが、 私は定期的に友達に会うことを勧めたいです。
遊びに行くのは無理でも、例えば自習室に一緒に行く、 行き帰りの電車で雑談するなどして ストレスを発散させた方が精神的にも良いし、 勉強の効率も上がると思います。
人と話すことの効果は案外大きいですよ...
適度に息を抜きながら頑張ってください。
応援しています!