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①各教科の勉強法(理社)

こんにちは!東京大学工学部3年のぴーまんです。
今回も引き続きpolarisメンバーに聞いた各教科のおすすめの勉強方法を紹介していきます。
今月は理科と社会です。

【理科】
理科は知識の暗記力と問題を計算などで解く能力の両方が求められるので以下のような勉強方法がおすすめです!

・教科書や資料集を通じて公式だけでなく図や絵を用いながら勉強する。
・基礎問題を試しに解いてみる。もちろんわからないことが多いと思うので気にせず解答や教科書にもどって理解していなかったところを勉強しなおしてみる。
・ある程度基礎問題を解けるようになってきたら応用的な問題集や過去問で難しい問題にも挑戦してみる。
・知識の暗記物に関しては、自分で名称と概要をまとめた暗記ノートみたいなものを別に作るのもおすすめです!

【社会】

社会は知識を正確にインプットすることとその知識を互いに結びつけることが大切です。以下のような勉強方法がおすすめです!
〈日本史、世界史〉
・歴史は教科書をしっかりと読み込んで、語句の暗記はもちろんそれぞれの出来事の因果関係や順序をしっかりとインプットするのがおすすめです。
・知識は穴埋め問題集を解いてみて、間違ったところを何度も解きなおしてみましょう。
・国公立入試では私立の大学と比較して論述が大切です。インプットした知識を論理的にアウトプットしていく練習のため記述問題の多い問題集や、選択問題を選択肢を見ないで解いてみるような練習を重ねてみましょう。

〈地理〉
地理は地図上での位置把握が大切です。以下のような勉強方法を試してみるといいと思います。
・テーマごとに白地図に書き込む。
・資料集の表やグラフを読み込む。
このとき、ただ丸暗記するのではなく、授業中の説明などを頼りに注目すべきポイントを重点的に抑えることが大切です。

〈倫政〉
東大の二次試験では選択できない科目になっています。
高校の授業対策としては教科書の知識をインプットするのはもちろん、
授業の担当の先生が強調しているところなどを授業で聞き逃さないようにしましょう。

理科、社会はインプットとアウトプットの能力が両方とも必要とされます。時間があるときに少しずつ勉強していきましょう!

②「受験校・受験学部の決め方」

こんにちは!polarisメンバーで文科一類1年の森村です。
もうすぐ3年生になる皆さんは、そろそろ自分が受験する学校や学部について、本格的に考え始める時期なのではないでしょうか。
そこで今回は、受験校と受験学部の決め方についてご紹介します!
志望校や志望学部が決まると、受験勉強のモチベーションにつながりますし、勉強の方向性も明確になります。
現時点ですべてを確定させる必要はありませんが、ゴールをきちんと知って、受験生としてスタートダッシュができるようにしましょう!

【受験学部の決め方】
受験校を決める前に大切なのが、受験学部を決めることです。
将来なりたい職業や、取りたい資格はありますか?もしくは、興味のある分野や、向いていると思う学問はありますか?
特にないという方や、ありすぎて絞れないという方も多いと思います。
私の場合は学部を絞りきれなかったので、進学選択制度のある東京大学を第一志望にしました。
受験生時代はなんとなくで政治学系の学部を選んでいたのですが、大学で法学に触れてみて、法学の魅力に初めて気がつき、もっと学びたいと思うようになりました。
これから進学選択で法学部に進み、本格的に法学を学ぶつもりです。
このように、東大なら2年生の夏ごろに進む学部を選択できるので、学部のミスマッチを防げますよ。
また、大学で学ぶことは必ずしも将来の職業に直結するわけではありません。迷っている方も、少し気楽に考えてみてくださいね。

【受験校の決め方】
受験学部が絞れたら、受験校を決めましょう。
受験校を決める決め手は正直なんでもよいと思いますが、自分がこれから1年間、勉強を頑張れるような学校を選ぶことが大切です。
以下に決め手となるような要素を示しますので、参考にしてください!
・難易度、受験方式
偏差値の高さはやはり大きな決め手になるでしょう。
難易度によって、チャレンジ校、実力相応校、安全校を菱形のバランスになるように選ぶというのが定番だと思います。
しかし、教科数や試験の内容によって、模試の判定より良い点数を取れる場合もたくさんあります。
この機会に、興味のある大学の受験方式と出題傾向を調べてみましょう!
・学べること
学びたいことと学べることがマッチしていなければ、実りのある学生生活を送ることができません。
行きたい学部・学科の有無を調べるのはもちろん、その大学のカリキュラムの特徴や、ゼミ、在籍している教員、研究室なども調べておきましょう。
もしかしたら、新しい学問との出会いもあるかもしれません。こうした情報は多くの場合パンフレットなどにまとめられています。
パンフレットは大学HPからダウンロードできたり、学校の進路指導関連の部屋に置いてあったりしますので、勉強の息抜きにおすすめです!
・大学の施設、雰囲気
難易度や学べる内容は重要な要素ですが、最終的に決め手となるのは大学の施設や雰囲気ではないでしょうか。
私はお手洗いが綺麗な大学にとても惹かれて、偏差値の高さより優先して併願校の志望順位を決めていました(笑)
私が今学んでいる東大駒場キャンパスは、古いお手洗いを探す方が難しいくらい、どこのお手洗いも新しくて綺麗です!
他にも、オシャレな人が多い大学が良い、個性・多様性を認める校風が良いなど、自分の希望に合った雰囲気の大学を探してみましょう。

その他にも、家の近さ、試験日の兼ね合い、受験料、学費など、色々な決め手があると思います。自分にとって一番重要なのは何かをよく考え、受験校を決めてみましょう!
また、polarisが開催している「女子高校生のための東大オリエンテーションツアー」や五月祭での個別相談会、各種SNSでの情報発信も活用して自ら情報収集することも重要です。
この機会に自分の希望を見つめ直し、大学の情報収集をして、受験生として良いスタートダッシュを切りましょう!