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①高校生の勉強時間・睡眠時間

 こんにちは!polarisメンバーで教育学部3年のなかです!
今月は、高校時代の勉強時間・睡眠時間についてお話しします。
もちろん勉強時間や睡眠時間は 自分に合った長さを見つけるのが一番いいのですが、 だからこそ悩みやすい部分だと思います。
今回はpolarisメンバーにアンケートを取り、 数名から高校時代の勉強時間・睡眠時間の実際の例を伺いました!
その結果を基にお話をしていこうと思います。

 まずは勉強時間について、学年と平日・休日に分けて見てみましょう!
高1・高2では平日は2時間、 休日は(まちまちですが)2.5時間ほどでした。
何かしらの部活動をしていた人が多いです。
高3では平日は4〜5時間、休日は8時間ほどでした。
部活動をする人は減っています。
高1・高2の頃は予習や宿題、テスト勉強など 学校から指示されることを中心に勉強していた人が多いようです。
他には自主的に数学の問題集や英単語帳に取り組んでいたメンバーもいたようですが、 やはりこの段階では学校で習うことを 確実に定着させる習慣が求められていると思います。
高校生活を楽しみつつも、高3になったときに困らないために 最低限の勉強時間は確保することをおすすめします。

 次は睡眠時間について見てみましょう。
睡眠時間については学年間で差はあまりなく、 一貫して7〜9時間という回答が多かったです。
勉強で忙しい時期でも睡眠はきちんと取っている人が多いですね!
みなさんも先生などからよく言われるかもしれませんが、 睡眠は脳の休息でもありますし、 勉強の成果を脳に定着させる時間でもありますから、
極力削らないことをおすすめします。(次の日眠くなりますしね……)
隙間時間に単語帳を進めるなど、 起きている時間を有効活用できるように工夫していきましょう。
また、全体の睡眠時間は変わらないものの、 テスト前や受験期の方が早寝早起きというサイクルを より守っていたメンバーもいます。
私はついついテレビやスマホなどで夜更かししてしまうことがありますが、 睡眠は生活習慣のひとつなので形から入ることもひとつの方策かもしれません。

 以上、高校時代の勉強時間・睡眠時間について、 polarisメンバーの実際の例を交えながら書きました!
冒頭でも述べた通り、 自分に合った生活サイクルを見つけられるのが一番いいのですが、 その過程でこの例を参考にしてもらったり、 「東大生でもけっこう寝てたんだな笑」など気楽に感じてもらえれば幸いです。
みなさんが心身ともに十分な状態で、 勉強やその他の活動に精一杯取り組めることを祈っています!

②二次試験に向けて(文系メンバーから)

 こんにちは!polarisメンバーで文科一類1年の森です。
 まずは共通テストの受験、お疲れ様でした。
共通テストが終わると、 いよいよ自分の志望校に絞った勉強ができるようになりますね。
そこで今回は、文系の皆さんを対象に、本番に向けた準備について ご紹介したいと思います。

●二次対策、今からでも間に合う?
 皆さんは現時点で、二次試験の対策をどのくらいできていますか?
実は私は、共通テストが終わるまで、 二次試験や私大の過去問にはほとんど手をつけることができていませんでした。
東大の二次試験は、基本的な知識や考え方がしっかりできていれば 合格できるものです。
今からでも十分間に合います。
最後まで諦めずに頑張りましょう!
 私は過去問をひたすら解いて先生に添削してもらい、 自分でも採点していました。
処理する情報が多くて大変だと思いますが、 解くときも、見直すときも、考えることを諦めない、 ということを意識してみましょう!
 共通テストより問題の難易度が上がり、 試験時間も長くなって、きっと疲労がたまると思います。
そういう時は、散歩や間食で意識的に気分転換をします。
本番の休み時間の練習だと思って、積極的に短い休憩をとりましょう!

●生活リズムを整えよう!
 本番を万全の状態で迎えるために、勉強より大切なことがあります。
それは生活リズムを整えることです。
 本番当日は、何時に家やホテルを出発したいですか?
そのためにはいつ寝て、いつ起きればよいでしょうか?
お腹が空きすぎず、満腹で眠くなることもない食事の量とタイミングは?
 生活リズムは定着するのに時間がかかります。
共通テストから気持ちを切り替え、 今から本番を見据えた睡眠・生活リズムを作って、 なるべくいつも通りの自分で本番を迎えられるようにしましょう!
過去問を本番とまったく同じ時間に解いてみるのもよいかもしれませんね。
 本番が近くなると、緊張で眠れなくなるかもしれません。
しかし、目を閉じてベッドに横になるだけで、体は十分に休まるそうです。
眠れないからと無理して夜更かしせず、夜はとにかく体を休めましょう!

●直前期の過ごし方、心構え
 本番まであと1週間ほどとなったら、新しいことを始めるのは危険です。
無闇に初見の問題に手を出すよりも、復習に集中しましょう。
これまで自分が取り組んできたものをもう一度見直したり、 解き直したりすることで、自信やモチベーションが湧いてきますよ!
 これまで取り組んできた過去問を解き直したり、 自分の答案を見直したりしましょう。
二次試験、特に地歴の問題には、頻出の分野があります。
一度出た問題だからとスルーせず、 しっかり復習して類題に備えるのが吉です。
 また、自分の答案を見ていると、 自分が間違えやすい、忘れやすいポイントが見つかると思います。
そういった苦手部分は、 マーカーでわかりやすく印をつけたり、 別の紙に簡単に書き留めたりして、 本番の前日・直前に思い出せるようにします。
 さらに、自分が最も親しんできた 教科書・参考書・ノートなどをもう一度見直しましょう。
東大二次試験でも、最も大切なことは基礎・基本です。
わからない部分・曖昧になっている部分は積極的に確認し、 常に基本に立ち返るようにして、自分の知識の総点検をしましょう!

 以上が本番に向けて皆さんにお伝えしたいことでした。
 貴重な時間を割いてメルマガを読んでいただき、本当にありがとうございます。
体調には気をつけて、最後の追い込み、頑張ってください!
polaris一同、皆さんが希望する進路に進めるよう心から応援しています!

③二次試験に向けて(理系メンバーから)

 こんにちは。polarisメンバーで東京大学理科一類1年の嘉屋(かや)です。
二次試験直前に何を考え、どのような生活を送るべきかお話しします。
 最初に、この共通テスト直後の時期に受験生が意識すべき事は、 自分が受験生の中でどの位置にいるかということです。
共通テストと二次試験では難易度も試験の形式も違う場合が大半であり、 東大を始めとして共通テストの点数自体が合否にあまり関係しない大学も多く存在します。
しかし、共通テストが問う内容は基本的に各科目の基礎部分です。
基礎力は応用力、すなわち二次試験に対応する力の根幹をなします。
なので当然、共通テストの点数と最終的な入試の合否はおおよそ正の相関関係にあります。
共通テストの結果と共通テストリサーチの結果は そういう意味で自身の位置を示す重要な指標になると私は思います。
そこから自身を分析して最終的な志望校を決定し、 最後の二次対策に全力投球しましょう。
 さて、志望校を確定させた後は当然、二次試験対策に全力を注ぎます。
この時に大事な事が科目間バランスと過去問との付き合い方です。
まず、科目間バランスについて。各科目・各分野への慣れというものは (大半が)一発勝負の二次試験で非常に大切だと私は思っています。
一度習得した知識や解法も暫く触れていないと当然記憶は薄れ、 いざ本番で聞かれた時に出てこなければ習得した意味がありません。
共通テスト前の一ヶ月~二週間は 共通テスト対策にほぼ専念していた受験生が大半です。
二次試験向けの高度な知識や解法の記憶が 今になって薄れている受験生が多いのではないでしょうか?
最後の一ヶ月はなるべく満遍なく総復習をして、 これまで培ってきた技術を完璧に自分のものにするのが理想だと思います。

 次は過去問についてです。
各大学の入試問題にはそれぞれ必ず出題傾向があります。
そして、それはその大学が受験生に どのような知識や考え方を求めているかを考える上で貴重な資料になります。
受験生のやるべきことは、その知識や考え方を自分のものにする、これだけです。
そして、それは今に始まったことではなく、 みなさんがこれまで積み上げてきた勉強の延長線上にあります。
最後の仕上げとして過去問は使いましょう。
制限時間や問題の組み合わせも全て含めてその大学特有の傾向です。
解く時は一部の問題のみを少しずつ解くのではなく、 時間を測って入試本番を意識した演習形式を取るべきだと思います。
また、解きっぱなしでは当然わからない部分はわからないままです。
復習も普段の演習よりも念入りに、 その過去問から得られるものは全て吸収するくらいの気持ちでやりましょう。
これくらい念入りにやると、 取り組める過去問の量は時間的に限られてきますし、 古すぎると出題傾向もずれてくるので、 過去問の年数の多さに拘る必要はないと思います。

 最後に、これは勉強と直接は関係ないのですが、 この時期は特に体調には気をつけましょう。
コロナウイルスもまだまだ健在ですし、冬は風邪も引きやすいです。
恐ろしい事態は体調不良で入試を受けられなくなったり、 直前の大事な時期に勉強できなくなったりする事です。
これまでの受験勉強を無駄にしない為にも、 しっかりと睡眠や食事をとって免疫力を高め、 感染対策もしっかりと行い、 万全の状態で入試に臨めるようにしましょう。