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①オープンキャンパス

こんにちは、polarisメンバーで東京大学文科一類2年の野呂です。
そろそろ夏休みが始まりますね。部活や勉強に精を出すことも大切ですが、オープンキャンパスにも行ってみましょう!今回はオープンキャンパスではどのようなことが行われるのか、紹介していこうと思います。
オープンキャンパスでは普段はなかなか入る機会がない大学構内に入って、実際に通っている大学生や教授の話をきくことができます。今年はコロナ禍のためオンライン開催の学校も多いようですが、遠方の大学のオープンキャンパスにも気軽に参加できるという点では嬉しいことですね。
具体的なコンテンツとしてはキャンパスツアー、模擬授業、研究室見学、座談会、個別相談などが一般的です。模擬授業では一方的な講義形式のものだけでなく、高校生同士で交流できるワークショップ形式のものもあり、高校での勉強とはまた少し違う専門的な学問の片端を感じることができます。自分の志望学部と自分のやりたいことが本当にあっているのか知るためにもオープンキャンパスに行くことは重要です。他にも、座談会形式の企画や個別相談ブースでは現役の大学生の生の声を聞けたり、学業や大学生活に関する疑問・不安などを直接ぶつけることができたりします。
オープンキャンパスには高校1・2年のうちになるべく行っておいた方がいいとよく言われます。その理由は、オープンキャンパスは志望学部、志望大学を選ぶための情報収集の場であり、2年までに志望大学・学部を決め、3年の夏休みにはその決めた目標に向かって勉強に励むというのが理想的な形だからです。志望大学を決めるための情報収集の場ですから、なるべく複数校のオープンキャンパスに行くとよいと思います。志望大学を決めるには、それぞれの大学にどのような特徴があるのかを比較し、自分は大学に何を求めているのかをよく考える必要がありますが、オープンキャンパスは判断のためのよい材料になります。行く可能性がある大学のオープンキャンパスにはとりあえず行ってみる、というスタンスが大切かもしれません。
興味のある大学のオープンキャンパスを調べてこの夏休みに行ってみましょう!

②部活と勉強の両立

こんにちは、polarisメンバーで東京大学文科一類1年の西です!
私は高2の秋までダンス部に入っていて、やることが多すぎていつもカツカツな生活を送っていました。今回は、その経験から部活と勉強を両立する上で大切だと思ったことを大きく分けて2つ紹介します。
1つ目は、計画を立て優先順位をつけることです。試験や模試の時期と、部活に使う時間を考えて、どの時期から1日どのくらい勉強すれば良いかという計画を立てることが重要です。一度計画を立てたら目標のテストまで継続できるように頑張ってください。まずは始めの5日間続けてみましょう。家庭学習の習慣がない場合は、『一問一答シリーズ』などの短時間でできるものから始めるのが良いです。あくまでも一例ですが、私は約2週間前からテストの準備を始めていました。逆に大切な時期は思い切り部活に打ち込むことも必要です。部活で未練を残してしまうとその後勉強に気持ちを切り替えられないこともあります。
2つ目は、時間を有効に使うことです。電車の中や朝起きてすぐなどの隙間時間は、ちょっとした暗記やリスニングなどをする絶好のチャンスです。1日10分隙間を埋めるだけで積み重ねると大きな効果が出ます!また、家に帰ると疲れてしまって復習の時間が取れないことが多いと思います。その分授業をしっかり集中して聞くことが大切です。授業時間内に大体の内容を理解できれば、復習にかける時間が少なくてすみます。
家で勉強のやる気がおきない時でも、5分だけでもいいので机に向かうことをおすすめします。毎日数学を1問だけ解いたり、英単語を1つだけ覚えたりするだけでかなり違います!制服を着替えたり、ベッドに座ったり寝たりしてしまうと一気にやる気がなくなるので、帰ってきたら勉強机に直行するのが良いです。睡眠を削るのはおすすめしません。睡眠をとらないと翌日の体調に響き、かえって非効率です。やむを得ない時の最終手段にしてください。
両立を達成するコツは、あまり根を詰めすぎずラフでいることだと思います。私は毎日タスクを詰め込みすぎて、できないと焦ってメンタルがやられてしまう悪循環によくはまってしまいました。目標を決めて達成しようと頑張るのは大切ですが、1日くらいできなくてもそんなに落ち込まず、「休む時間ができた!」とポジティブに考えましょう。1日をやり切ったら自分を褒めてあげてください。部活も勉強も頑張る皆さんを応援しています!

③コロナ禍での受験勉強

こんにちは、polarisメンバーで東京大学理科一類1年の山口です。 今なお世界を惑わせている新型コロナウイルス感染症。生活様式の大きな変化に直面させられた、昨年度の受験勉強について、1年生のpolarisメンバーにアンケートを実施しました!今年度の入試も感染拡大防止を意識したものとなることが予想されています。新しい生活様式のなかで勉強に励む皆さんの参考になれば幸いです。
Q1.自身の受験勉強がコロナの影響を大きく受けたと思いますか?その理由も教えてください。
→コロナの影響を受けたと思う人と受けなかったと思う人の割合は半々でした。影響を受けたと思う人は、友人との会話が減少したことで精神的に辛かったようです。影響を受けなかった人からは、休校中の早期オンライン対応のおかげで授業の遅れがなかった、むしろ移動時間の節約になり、勉強時間を確保できたという声があがりました。
Q2.コロナ禍の受験勉強で苦労したこととそれを克服するために工夫したことを教えてください。
→一番多かったのは、共に頑張る仲間の姿が見えないことに対する不安でした。オンラインで勉強会を開いたり、どんな勉強をしているのか共有したりしてモチベーションにしていたようです。友人の中には感染症に対する意識の違う人もいて、そこからストレスを受けることもあると思います。なるべく自分と意識の近い人といるようにして、自分で精神の安泰を保つことも大切です。
また、気軽に図書館やカフェへ行けず、自習場所が限られて困ったという意見もありました。家の中で勉強用の部屋を用意したり、同じ部屋の中でも勉強する位置や姿勢を変えたりして、集中できる工夫をしていたようです。家にこもっての勉強で息が詰まった時は、好きなことをしたり、体を動かしたりしてリフレッシュするのがおすすめです。
今年は去年よりは学校に通えている方が多いのではないかと思いますが、それでも慣れない環境での勉強で戸惑うことがあると思います。アンケートに協力してくれた先輩たちは辛い状況でも環境のせいにせず、前向きに自分にできることを探していました。コロナ禍の受験は取り組み方次第でアドバンテージになります。目の前のことに精一杯取り組めば、着実に成長できるでしょう。皆さんは絶対に一人ではありません。人と直接繋がりにくい今だからこそ、一緒に頑張る仲間や応援してくれる周りの大人たちとの関係を大切にしてみるといいと思います。コロナに負けず、落ち着いて努力を重ねてください。polarisメンバー一同、心から応援しています!
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