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①早いうちから時間管理を意識しましょう!

 こんにちは。polarisメンバーで東京大学理科二類2年の小野です。急に寒くなり、体調を崩してしまったという方もいるのではないでしょうか?
 さて、今回のメルマガのテーマは「時間管理」です。時間管理と言っても、高校生は生活リズムがかなり整っているとは思うので、スケジュールというよりはもう少し細かい視点に立とうかと思います。

 時間管理で大切なのは、大きく分けて以下の2つです。
 1つは通学時間などの短いスキマ時間の活用、2つ目は勉強と遊びや休息の切り換えです。
 スキマ時間というのはまとまって何かをするには短すぎる時間ですが、当然ですが積み重なればかなりの時間になります。スキマ時間といっても、授業間の休み時間や通学時間と様々です。私が一番重視しているのは、通学時間です。通学時間は人によって差こそあれど、基本的に決まった時間が与えられます。決まった時間というのは非常に勉強の予定を立てやすいです。一番オススメなのは、英単語や歴史などの暗記系です。時間が決まっている分自分の進むスピードが分かるので、予定通りに勉強を進めることが可能なのではないでしょうか。かなり時間があれば、数学の問題を解いたり、リスニングもできますから可能性は無限大です。他にもスキマ時間というのは不意に生じるので、私は常に暇つぶしになるように、英単語帳や古文単語帳を持っていました。

 次はオンオフの切り換えです。これは重要だと分かっていても、非常に難しいですね。何でも決めないとダラダラしてしまうので、私は「1時間勉強したら、15分スマホなどその他息抜き」といった感じで管理していました。1日友達と遊んでしまう時などはあると思いますが、そこは割り切って、その日は一切勉強をやらなくても、次の日以降しばらくは勉強の割合を増やしたりしてみるといいと思います。大事なのは、ダラダラ数時間勉強しないことです。勉強する時は常に集中できるようにしましょう。

 以上時間管理について私の経験も踏まえて書いてみましたが、一番大事なのは自分に合った時間管理です。なるべく早い段階から色々工夫しながら、自分にぴったりのスタイルを見つけましょう!

②勉強の優先順位のつけ方

 こんにちは!polarisメンバーで東京大学文科3類の1年のはりーです。皆さんいかがお過ごしですか?大学では、数少ない対面授業の機会にクラスメイトと交流しながら充実した日々を過ごしています。1日でも早く気兼ねなく集まれる機会が訪れることを願うばかりです。
 さて、受験期というのは、塾や学校から与えられた教材、過去問などがたくさんあり、どれからやるべきかと迷うこともあるかと思います。そこで今回は「勉強の優先順位の付け方」を紹介します。

 まず、大切なのは、焦らずに自分が信じられる教材を優先してやるということです。焦ってしまうと集中して教材に取り組めず学習効果が薄れてしまう危険があります。やるべき教材は自分が置かれている状況にもよるので、自分の状況を客観的に捉えて判断することが重要です。
 学校の受験対策が手厚いようであれば、学校から与えられた教材をやり込むことで知識の確認や応用の練習をすることが中心になるかと思います。一方で、学校は基礎の説明のみで実践が少ないなどの場合は、塾の教材や市販の教材をやり込むのが良いでしょう。学校や塾の教材は一通りの受験対策を網羅しているので、自分の好き嫌いに関わらず満遍なく対策できる点で有効だと考えられます。

 また、受験においては時間内で最大の力を発揮するために本番を想定した練習を重ねることも重要です。私の場合は、12月以降の冬の時期は志望校の過去問を利用して、問題を解くスピード感や試験時間の長さに対応できる集中力を身につけることを重視していました。過去問演習の時間を決め、本番同様の緊張感、集中力で望むことが重要です。過去問演習で作成した答案の添削を受けることも効果的です。その際、指摘された箇所を踏まえて答案を作り直すことで答案作成の能力が身についていきます。

 自分がやるべきことが多く焦りが出てきたら、やるべきことを紙に書き出すこともおすすめです。私は、朝の勉強開始時にその日にやるべき事を全て書き出し、優先順位を書き込み可視化しておく事で落ち着いて勉強できるようになりました。

 これから寒くなっていきますが体調と生活リズムには気をつけて過ごしてください。応援しています!

③おすすめの教材とその使い方

 こんにちは、polarisメンバーで東京大学文科一類1年の野呂です。中学生・高校生のみなさんはテストのはざまの時期の人も多いと思いますが、教材とその活用方法を見直して次のテストに向けて準備を進めませんか?今回は定期考査対策や入試への基礎を固めるためにおすすめの教材とその使い方を紹介します。

国語:『読んで見て覚える重要古文単語315』[桐原書店] 
数学:教科書傍用問題集(4STEP[数研出版]、青チャート[数研出版]など)
『標準問題精講』[旺文社]、『一対一対応の演習』[東京出版]
英語:英単語帳、『やっておきたい英語長文シリーズ』[河合塾]
社会:『一問一答』[東進ブックス]
理科:教科書傍用問題集(リードα[数研出版]、セミナー[第一学習社]など)

 ここであげた古文単語帳には「きりはらの森」という連携している無料のアプリがあり、その中の暗記カード機能やクイズ機能を活用するとより覚えやすくなります。古文単語に限らず暗記事項は何周もして定着させることが大切です。

 数学は、まず教科書傍用問題集を何周もして基礎の定着を図りましょう。数学や理科は問題の解き方の型を覚えると、その型を活用することで一気に問題が解けるようになります。苦手な人は特に、教科書傍用問題集でその型を覚えることから始めましょう。塾に通っている方は塾で使っているテキスト・問題集などを教科書傍用問題集と同様に活用してもいいですね。『標準問題精講』、『一対一対応の演習』などの発展的問題集には最初から取り組む必要はなく、入試対策として教科書傍用問題集が一通り終わったころに始めれば十分です。

 社会は教科書と資料集が大切です。教科書をよく読み、授業の内容をノートにまとめなおし、大枠を押さえたうえで暗記の足りないところを一問一答などで埋めていくと良いと思います。友達と問題を出しあうというのも、問題作成者側に立って考えることができるようになるという点でおすすめです。

 英単語については自分に合った単語帳を見つけることが重要です。書店でいろいろな単語帳を見てみて、自分にとって覚えやすそうなものを選びましょう。単語帳は1つのものを何周もして、類語・対義語や自分で考えた覚え方などをどんどん書き込み、自分専用にカスタマイズしていくとより覚えやすくなります。長文を読む練習としておすすめなのは『やっておきたい英語長文シリーズ』です。このシリーズは300、500、700、1000と語彙数が段階的に増えていくので自分のレベルに合ったものから取り組むことができます。また載っている文章は大学の過去問が多く、質的によいものが多いです。

 少し話はそれますが、模試についても受けてそのままにせず、次の日、1か月後など数回復習をすることが大切です。間違えた問題をまとめておくノートをつくっておくと、テストの前などに見直しが簡単にできて便利です。

 ここまでおすすめの教材とその使い方について書いてきましたが、これは一例に過ぎません。自分自身にとって覚えやすい方法、使いやすい教材を見つけて効果的に勉強をがんばってください!

④Instagramの質問箱について

polarisはTwitterで質問箱を設置していますが、Twitterをフォローしていない方のためにInstagramでも同様に質問箱を設けている日があります。
都合上、storiesの質問箱機能を活用しています。24時間以内に収集できた質問しかお答えできない点、Twitterと異なり完全に匿名では質問できない(アカウント名が弊団体のアカウントでは分かる)点、1ヶ月に1回程度での募集になる点の3点をご了承ください。
質問への回答は、後日Instagramのstoriesとハイライトへの掲載そしてTwitterへの投稿をもってかえさせていただきます。回答の際は質問者様を特定できないよう匿名化しております。
もし「Instagramをそんなにチェックしていない……」「長文で質問したいことがある」という方は上記の「質問箱」URLからの投稿をお願いします。こちらの回答も後日TwitterとInstagramにて公開いたします。
みなさんの質問、待ってます!!