TOP > MAGAZINE > 集中力を保つために&大学院

①集中力を保つために

こんにちは。polarisメンバーで東京大学農学部3年のひらこうです。

今回は「集中力を保つために」ということについて書いていきたいと思います!  皆さん、勉強をしている際にどうしても集中できなくなってしまう経験が一度はあるのではないでしょうか?(ちなみに自分は結構あります笑) そこで、自分が受験期、そして今でも実践している方法を2つ紹介したいと思います。 これからの夏休み、集中して勉強をする時間が増えると思うので、是非参考にしてみてください。

まず1つ目は時間をしっかり区切ることです。また、やる内容を区切るのも効果的です。 短期的なゴールを設定することでやる気を出すことができますし、集中して取り組むことができます。 これを実行する際に気を付けて欲しいのは、高すぎる目標にしないことです。 「とりあえず5時間勉強しよう」「問題集を30ページ進めよう」という目標をいきなり立てると挫折してしまいます。 普段の勉強では「とりあえず30分は頑張ろう」「問題集を2ページやろう」といった心理的負担にならない程度の目標を立てましょう。 こうすれば比較的集中して取り組むことができますし、調子がいいとそれ以上進められることもあります (その場合はどんどん進めてしまいましょう!)。

次に2つ目として、休みの時間を適宜入れることをお勧めします。これは、一見すると効率の悪いように感じられるかもしれません。 ただ、休憩をとることで脳がスッキリしてより効率的に勉強に取り組むことができます。 10~15分程度の休憩をとって、甘いものを食べたり少し机に突っ伏して眠ったりすることで、その後の勉強効率がグンと上がるのでお勧めですよ! 自分は一時期眠いのを我慢して無理やり勉強していたのですが、いったん諦めて少しだけ寝てから勉強するようにしたところ、学習ペースが格段に上がりました^ ^
いかがだったでしょうか? 今回は2つの方法を紹介しました。どちらの方法も聞いてみれば月並みな印象を受けるかもしれません。 しかし、ただ漫然と勉強を進めるのとしっかり集中して効率よく学習していくのでは得られるものは大きく変わってくると思います。 もしこれを読んで気になった方法などあれば、ぜひ実践してみてください! 最後まで読んで下さり、本当にありがとうございました!! 皆さんの勉強が上手くいくことを願っています。

②大学院

こんにちは。polarisメンバーで東京大学大学院理学系研究科修士1年のはるです。 今回のテーマは大学院です! 大学のことは聞いたり調べたりしたことがあっても、大学院のことはよく知らない…という人が多いのではないでしょうか。 今回は大学院がどんなところなのか簡単に紹介したいと思います。

*大学院とは?*

大学院は簡単に言うと「大学のつづき」です。大学で学んだ知識や理論を応用して、さらに踏み込んだ研究をします。 大学院は2つの課程に分かれていて、修士課程で2年間過ごした後、さらに研究を続けたい場合には博士課程に進みます。 文系で2〜3割、理系で7〜8割の東大生が大学院(修士課程)へ進学しています。 読者のみなさんの中には4年間(医歯薬系は6年間)の大学生活が終わったらみんな就職する、というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、 特に理系では大学院に進学する人が多いんです。 大学院は研究をする場所なので、決められた授業や課題をこなすのではなく、自分で課題を見つけて考える力が求められます。 と言っても完全に1人きりではなくて、所属している研究室の先生や先輩たちと相談しながら研究を進めていくことになります。

*大学院の入試について*

難易度や倍率は受験する大学院や専攻によってまちまちですが、大学受験のように年単位で受験勉強に専念することはなくて、 私の周りでは1~2か月集中して対策する人がほとんどでした。模試があったり偏差値ランキングが決まっていたりするわけではないので、 成績よりも自分がしたい研究に合った環境かどうかが大学院選びの基準になっているようです。 受験と言えば冬のイメージがありますが、大学院入試は冬よりも夏に行われることの方が多いです。 もちろん東大以外の大学から東大の大学院に入学することもできます。逆に、東大から他大学の大学院に進学する人もいます。 私の所属している専攻では半分くらいの人が他大学から進学した人です。

*大学院生はどんな生活をしているの?*

週に数コマ授業があるのに加え、専攻や研究室単位での勉強会が週に2~3回行われていて、それ以外の時間を自分自身の研究や遊びなど自由に使う、 というのが一般的な大学院生の生活です。研究室によっては「コアタイム」といって、 会社のように〇時から×時までは研究室で過ごしましょうと決めているところもあるようですが、今はどこも新型コロナウイルスの影響で通学は必要最小限になっています。 私自身は衛星から観測したデータを利用して、豪雨について研究をしています。大学院での生活はまだ前半戦ですが、 ずっとやりたかった分野の研究ができているのでとても充実しています。