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主題科目

こんにちは、文科三類2年のあゆみです。今回は主題科目について説明します。


主題科目は、1,2年生のうちに全員必ず1つは履修する科目で、「学術フロンティア講義」「全学体験ゼミナール」「全学自由研究ゼミナール」「国際研修」の4種類があります。教員の講義をただ聞くといった形式は少なく、学生が主体的・積極的に学んでいくものがほとんどです。講義内容に関わらず、文系理系のどちらでも履修できます。キャンパス外にも多く施設を持っている東大ならではの授業もあり、通常の授業期間ではなく長期休み中や土日に実習を行う、集中講義と呼ばれるものも多いです。どのような授業が開講されるかは毎年異なりますが、平成29年度夏学期の例をたくさん示すので、自分ならどの授業を受けるか想像しながら読んでみてください。


学術フロンティア講義

オムニバス形式で複数の教員によって行われる授業です。扱う領域が広いものが多く、幅広い知識を得ることができます。

「科学技術が拓く未来社会〜工学最前線〜」「海研究のフロンティア」「心に挑む 東大の心理学」「地球と社会の未来を拓く」「調査でみる 社会、歴史、アジア」etc...


全学体験ゼミナール

教員の専門分野を、体験を通して学ぶ授業です。

「将棋で磨く知性と感性」「東大・MIT国際講義:マテリアル工学入門」「飛行ロボットを作って飛ばす」「沖縄で学ぶサンゴ礁学」「伊豆に学ぶ」「空間デザイン実習」「原子力・核融合の研究開発現場を見てみよう」「春の奥秩父を巡る」etc...



【「ラテンアメリカ演奏入門」授業の集大成として行うコンサート】


【「i.school KOMABA」女子キャンメンバーがTA(Teaching Assistant)を務めています】


全学自由研究ゼミナール

教員の専門分野を、少人数のゼミ形式の授業で学びます。

「『働き方改革』について考える」「ボードゲーム作りを通して起業を学ぶ」「作曲・指揮」「ファッション産業政策」「最新の宇宙像」「国連と文化」「医療を『見える化』してみよう」「グラフィックデザイン概論」etc...



【「農作物を知る」東大農場で桃を収穫】


【「難民から学ぶ人間の安全保障」神奈川県のラオス人難民コミュニティ訪問】


国際研修

基本的には海外での数週間の研修で、国際交流の体験をします。

「The University of Tokyo Summer Internship Program in Kashiwa」「ボン大学ドイツ語サマースクール」「EUの政治」「ソウル大学サマープログラム」「Hungary as a Land of Waters」


以上のように、文系、理系、芸術系、領域横断型など、まさに多様な授業が開講されます。受けてみたい授業はありましたか?


ちなみに私は、上に写真を載せたラテンアメリカ演奏入門を履修しました。この授業では主に、ベネズエラの国民楽器であるクアトロを習得します。また、授業を履修した人はEstudiantina Komabaというサークルに所属し、授業期間が終わった後もベネズエラ音楽を続けることができます。このように、正規の授業が終わっても、自主ゼミとして学びを続けたり文化祭で模擬店を出店したりするなど、交流が続く場合があるのも主題科目の特徴です。


今回紹介できたのは一部だけで、実際には集中講義だけでも60以上の授業があります。あなたが入学した年にもきっと面白い授業がありますよ!

次回は長期休みの過ごし方についてです。お楽しみに!