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進学選択について

こんにちは!文科二類2年のかほです。今日のテーマは“進学選択について”です。東大を志望する大きな理由にもなるこの制度、みなさんはどのくらいご存知でしょうか?


東大では、2年生までは全員が前期教養学部に所属して幅広い分野を学びます。文系でも理科系の科目をとらなければならないんです(゚o゚;; そして3年生から学部/学科が分かれていきます。その進学先を決める制度が、“進学選択制度”(通称“進振り”)と呼ばれるものです。


さて、その仕組みとはいったいどのようなものなのでしょうか?基本的には以下のように希望する学生が多いです。


<科類別の主な進学先>
○文一→法学部
○文二→経済学部
○文三→文学部・教養学部・教育学部
○理一→工学部・理学部
○理二→農学部・理学部・薬学部
○理三→医学部


各学部/学科で科類ごとに定員が決まっており、各々が志望を出した学部/学科の中で成績順に通っていきます。成績には、テストやレポート・出席などで各授業の点数が出され、進振りで必要な単位数分の合計点を単位数で割って出した平均点が用いられます。科類ごとに定員の枠があるため、行きやすい学部は上記のようになっています。例えば、経済学部の場合、文二から270人、その他(文二も含めて成績順に)70人となっており、文二に比べ他の科類からは行きにくくなっています。そうして2年生の夏には進学先が決まり、2年生の後期(Aセメスター)から内定した学部/学科の専門科目の授業が始まります。


また、中には文転または理転する人もいます。その場合、先ほど述べたように科類ごとの枠があるため学部によっては通常よりも高い成績をとる必要があったり、それほど成績は必要ないけれど学部に入ってからが大変だったり、あるいは必ずとらなければいけない授業があったりします。それでもやはり大学に入ってから将来の選択を再びできるというのは魅力的ですね!


進振り制度について、少しでもおわかりいただけたでしょうか?この制度のおかげで、2年間教養として様々な分野を学び、興味を持った分野を見つけることができるのです。進路がはじめから決まっていないことで、将来の可能性を広げることができるということですね。


次回は、“主題科目について”です!お楽しみに!