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ALESA ALESSって?

 こんにちは、文科三類2年のあゆみです。今回はALESAとALESSについて説明します。


 名前も聞いたことがないという方がほとんどかと思いますが、東大に入学したらどちらかは必ず体験することになります。ALESAはActive Learning of English for Students of Artsの、ALESSはActive Learning of English for Students of Scienceの略で、ネイティヴの先生が英語で行う授業です。1年生の必修となっていて、名前からわかるように、ALESAは文系、ALESSは理系向けのものです。以下はそれぞれについて説明していきます。


ALESA

文系は、自分で自由にテーマを設定し、そのテーマについての英語の論文を1セメスター(約4か月)かけて仕上げます。授業では、参考文献の探し方や論文を書くときの作法、参考文献リストの書き方などを教わります。また、議論を深めるためのグループディスカッション、自分が設定したテーマについてのプレゼン、プレゼンに対する質疑応答なども英語で行います。


ALESS

理系も、英語でグループディスカッションやプレゼンをし、論文を書く、という内容は文系と同じです。文系と違うのは、論文の題材が自分で考えた実験であるという点です。実験と言っても、正しい形式で論文を書くことが主目的の授業なので、実験は簡単なものであることが多いです。


 このように、ALESA/ALESSでは、高校までの英作文から一歩進んで、英語で論文を書くための準備をすることができます。情報源の示し方といった基本的な作法を学ぶことは、良い論文を書くためだけでなく、粗悪な論文を見分けるために必要な知識です。また、英語でのプレゼン・質疑応答は国際的な学会での発表と同じ形式なので、1年生の間にきちんと取り組んでおくと専門課程に進んだ後に役に立ちます。全部英語で行われると聞くと、乗り切れるか不安になるかもしれませんが、KWS (Komaba Writers' Studio)やALESS Labなど、論文の内容についての相談や、論文の書き方・プレゼンの仕方の指導などをしてくれる場所も用意されているので、英語が苦手でも、課題をしっかりやっていれば最後には達成感を味わえますよ。



【KWS 的確なアドバイスをくれます】


 次回は初年次ゼミナールについて紹介する予定です。お楽しみに!