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EVENT INFO

第4回 | @大阪
女子高校生のための
東大オリエンテーションツアー

開催日

2017/9/24(日)

開催時間

10:00 ~ 16:00

今回のイベントでは、初の試みがいくつもありました。地方開催、女子キャンメンバー中心でのワークショップ制作、パネルディスカッション進学編、レクリエーションなどなどです。前例や経験がない中、手探りでの準備となりましたが、メンバー同士意見を出し合って完成させていきました。イベント後の女子高校生へのアンケートでの満足度は総じて高く、将来のためになるイベントにできたのではないかと思っています。また、大阪難波での開催でしたが、兵庫、滋賀、岡山から参加してくれた女子高校生もいて、地方開催の意義を感じました。

ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました

パネルディスカッション 高校編

女子キャンメンバーに、部活動と勉強の両立の仕方、予備校や通信教育などの活用法など、高校時代についての様々な質問をぶつけました。オリジナリティに溢れるユニークな勉強法など、高校生がこれからの高校生活で活かしていけそうな情報が満載の内容でした。「どうして東大を志望したのですか?」という質問に対しては、関西出身のメンバーから、「学校の『とりあえず京大』という風潮に流されたくなかったから」という、面白い回答がありました。彼女は、両大学を比較し、雰囲気や学べる内容が自分に合っている東大を選んだそうです。地方の高校生の皆さんにも、ぜひ色々な大学のことを調べた上で、自分に合った大学を選んでほしいと思います。

学部・学科紹介

まだ進路を決めていない、もしくは迷っている女子高校生のために、東大特有の進学選択制度や後期の学部や学科、今までのイベントでは軽く触れるだけだった前期教養課程の説明をしました。

進学選択制度については朧気ながら知っている子もいましたが、前期教養課程がどのようなものかは知らなかったのではないでしょうか。特に、殆どの大学ではクラス制度がないものの、東大ではしっかりとしたクラスがあり、必修の授業や文化祭での模擬店出店などをクラス単位で行うことや、数百人がひたすら教授の話を聞く形式の授業があることには驚いている印象でした。また、後期の学部の説明については、写真・イラスト・図を多めに使うなどし、分かりやすくなるように心掛けました。学部を決めていない女子高校生にとっても、自分の将来をイメージするきっかけになったと思います。

レクリエーション

お昼を屋上で食べ終わり、会場に戻ってきたところで、女子キャンメンバーが作成した東大に関するクイズに挑戦してもらいました。女子高校生の参加者はもちろん、ワークショップにご協力いただいた大阪府警の方々にも参加していただきました。午前の復習問題から、東大生でもなかなか知らないような問題まで、全部で6問出題しました。東大の一大イベントである五月祭の来場者数は、皆さんの予想よりも多かったようで、驚きの声が多く挙がっていました。ワークショップに向けての準備体操・リフレッシュになったようでとても良かったです。

模擬授業(ワークショップ)

東大大学院工学系研究科都市工学専攻准教授の樋野公宏先生監修のもとで制作した、女性の犯罪被害防止についてのワークショップを行いました。大阪府警の女性警察官2名にもおこしいただき、女子高校生の議論のサポートをしていただきました。実現可能性を考慮しつつ具体的な犯罪対策の方法を考えるのは難しかったかと思いますが、積極的に意見を出してくれて嬉しかったです。

唯一の正解がない問いについて考えるという大学の学問を少しでも体感してもらえていたら幸いです。また、大学生になって帰宅時間が遅くなったりひとり暮らしを始めたりする前に、防犯意識を高められたのは、女子高校生にとって意義あることだったと思います。

パネルディスカッション 大学編

パネルディスカッション大学編では東大女子の大学生活の様子を紹介しました。前半では1年、2年それぞれの1週間の過ごし方の中で、東大ならではの授業、東大女子のバイト・サークル・インターン活動について話しました。後半では、東大女子の一人暮らし事情についてQ&A形式で聞いていきました。どの話も普段は聞けない東大女子のリアルな生活が実感でき、東大生のイメージがより具体的に想像できるようになったのではないかと思います。

フリートーク

最後は東大生とのフリートーク!今回は、女子高校生2人に対して東大生2人という少人数グループでお話できました。そのため、今までのイベントでのフリートークよりも、1人1人の聞きたいことに丁寧に答えられました。同じ東大生(しかも皆女子キャン運営委員会に所属している)と言っても、高校時代の経験や大学で取り組んでいることは様々です。色んな東大生と話してみることで、自分にどこか似ている先輩を見つけ、東大を身近に感じてくれたのではないでしょうか。