学部・学科紹介

まずは大学の勉強がどんなものか、東大生が実際どのような勉強をしているのかを、実際に各学部の方々にお話ししていただきます。後期課程から各学部に分かれるための、東京大学特有の「進学選択」について説明を受けたあとは、いよいよ各学部の方々からの学部紹介です。

今回のテーマは「文転理転もできちゃう、進学選択のメリット」。進学選択の制度を上手く使い、大学に入って見つけた興味分野に進んだ方々を招いて、
・なぜその進路を選んだのか
・どんな勉強をしているのか
・学部学科の女子学生はどんな感じか
などについて、それぞれお話しいただきました。例えば、法学部の説明をしていただいた方は、元々理系で入学したのですが、大学に入って受けた憲法の講義が面白く、法学部のへの進学を決めたそうです。また、医学部の説明をしていただいた方は、前期課程において、経済学部に進学する人の多い「文科二類」に所属していましたが、前期課程で受けた経済の講義が自分に合わず、医学部へ進学することにしたそうです。このように、東大では幅広い進路選択をすることができます。この学部紹介では、普段学内にいる私たちでも話を聞く機会がなかなかないような貴重なお話を聞くことができました。

キャンパスツアー

学食で昼食とった後は、班ごとに別れて本郷キャンパスの中を見て回りました。ほとんどの高校生が初めてキャンパスを訪れたらしく、高校とは段違いの広さに大興奮。今回は特別に理系のラボに入れていただき、1台2000万円もする顕微鏡を見るなどの貴重な体験をすることができました。高価な実験器具などの研究のための環境が揃っていたり、広いキャンパスでのびのび研究できたりするのは、やはり国立大学の、東大の大きな特徴ではないでしょうか。また、その他にも安田講堂や三四郎池などの東大スポットを軽く説明を加えつつ見て回りました。ちなみに、学校内には食堂が沢山あるだけでなく、コンビニやサブウェイ、スタバもあるんですよ。少人数で行動するうちに高校生同士も打ち明けた様子で、大学生も、高校生たちに自分の知っている本郷キャンパスの裏情報(？)を語ったりするなど、良い雰囲気の中ツアーを行うことができました。キャンパスツアーの後には、実際にキャンパスを見学してみて、将来はここで勉強したい、という思いを早速語ってくれた高校生もいて、とても嬉しかったです。

教授による模擬授業

東京大学大学院総合文化研究科の田辺明生先生にお越しいただき、大学の授業を体感してもらうための模擬授業を開講していただきました。授業は、高校生の皆さんには聞き慣れないかもしれませんが、文化人類学という学問分野に関するものでした。高校生向けに、専門的な話ではなく、人間について、多様性についてといった、文化人類学の基礎的な部分についてお話しいただきました。また、ただ先生から高校生に向けてお話をしていただくだけでなく、先生が、生きるとはどういうことなのか、多様性はなぜ重要なのか、といった問いを投げかけてくださったことで、高校生の皆さんが参加しやすい授業となりました。

パネルディスカッション

当委員会のメンバー三人（法学部4年、理一2年、文三2年）が、対談形式でそれぞれの大学生活についてお話ししました。大学は、高校と違って、必修の授業以外は自分で授業を選ぶことになるため、ある程度自由に時間割を組めます。また、様々なサークルにはいることができたり、バイトに割ける時間が増えたりと、自由度が高くなります。実際に、大学では、サークルや部活の活動に励む人や、バイトに勤しむ人、勉強を頑張る人など、様々な生活スタイルを持った人がいます。そこで、実際に、東大女子がどのような時間割を組んでいるのか、どのようなバイトをしているのか、どのようなサークル・部活に入っているのかなどについて、お互いに意見を言い合いつつお話ししました。また、東大で面白かった授業など、貴重な話も聞くことができました。素の東大女子を知ることによって、少し東大を身近に感じられたのではないでしょうか。

東大生との座談会

座談会では、何人かの東大生と実際に話すことができます。東大生になんでも質問してみよう！ということで、高校生時代のことや受験のこと、一人暮らしのことなど、高校生の皆さんの質問にたくさんお答えしました。

この日親睦を深めた東大生たちに直接質問できる貴重な機会とあって、高校時代にどのような勉強をしたか、部活と勉強をどのように両立したかといった受験勉強に関する質問から、サークルやバイトがどのようなものかといった大学生活に関する質問まで、様々な質問が高校生から出されました。直接東大生と話してみて、東大や東大生に関して、ぼんやりしたイメージが明確になったのではないでしょうか。大学生にとっても、自身の生活を振り返る良いきっかけになりました。