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東大の推薦入試

こんにちは、文科三類2年のかねこです。今回は東大の入試制度の中でも異色な推薦入試について紹介したいと思います。


そもそも推薦入試って何?
東大に推薦入試って存在したの?
と思う人も多いのではないでしょうか。


東大の推薦入試は2016年度から始まった新しい入試制度です。
一般入試と異なる点が多くあるので一般入試との相違点を切り口に説明したいと思います。


学部を選択して受験

 前回説明した通り一般入試では文科/理科 ◯類 を選択して受験しますが、推薦入試では進学したい学部を選択して受験します。入学した時点で学部が決定していることは一般入試で合格した人との大きな違いです。大学入学後に学部・学科を決められるのが東大の一つの特徴ではありますが、学びたいものが明確に決まっている人にとっては学部を決めて入学できるというのは大きなメリットではないでしょうか。


学科を自由に選べる

 入学後の話ですが、推薦入試で合格した推薦生は入学した時点で学部が決まっているため、進学選択制度に関係なく(自分の進学した学部内であれば)自由に行きたい学科を選ぶことができます。進学選択制度については来週の記事で紹介します。


合格発表が早い

 一般入試の合格発表は2018年度であれば3月10日ですが、推薦入試の合格発表は2月7日と1ヶ月以上早く、2次試験が始まる前に合格が決まります。


筆記試験がない

 推薦入試では筆記試験(大学ごとの2次試験)がありません。 だからといって推薦入試が簡単なわけではありません。推薦入試は第1次選考の書類審査・第2次選考の面接試験・センター試験の3つから構成されますが、例えば教養学部の場合、書類審査に提出する書類として「在学中に執筆した課題論文」・「科学オリンピックなど志望分野に関わる各種コンテストの成績」等が求められます。面接試験では、複数の東大教授から志望動機や自分の興味関心分野について、細かい部分まで詳しい説明を求められます。


 一般入試と推薦入試の相違点を見てきましたが、募集要項などは学部ごとに異なります。 詳しくは東京大学の推薦入試のページから確認してみてください。


 次回は前回・今回の記事で言葉だけ出てきた進学選択制度についてです。お楽しみに!